【考え事】平成31年度に棚田の法律ができるってよ。

 
さて、どういう法律ができるのでしょうか?
 
棚田の場合、問題はお金よりも、人手。
 
あまりややこしい制度だと、そもそもすでに地元のマンパワー的に対応できないしれない。多分、ここが最後の大きなターニングポイント。
 
記事によると、棚田地域で協議会を作ってもらって、そこに対して金銭的な補助を行うようだ。
協議会を作るというのは、面倒くさそうだけど決して悪いことではなく、地域がまとまっていれば、かなり人手が限られていても、マンパワーの融通ができて、それなりに守備力が上がる。
 
かと言ってそれだけでは、根本的な高齢化・後継者不足の問題は解決しない。
棚田のオーナーが口々に言うことは、
 
「もうこの棚田をやるのは自分たちが最後」
 
ということ。
 
ここで地域がまとまることができなければ間違いなくその先はないけど、ここで地域がまとまってもその先にもっと大きな壁が待っている。
 
熊本には百選に選ばれる棚田が11ありますが、実際にはたまたま百選に入らなかった同格の棚田が、あと10以上はあるんじゃないかと思います。
希少資源と呼ぶには、まだ数が多い。でも、放置すれば、あっという間になくなりそうでもある。
 
 
 
すべての棚田地域が、この激ムズ問題を切り抜けれるかどうかはわからない。
 
結果を決めるのは最終的には運の要素もあるだろうし。例えば、ここで急に世界大戦がはじまって、コメの値段が暴騰すれば明日にもこの問題は解決するかもしれない。
 
あり得ないと思うが、この法律で棚田の耕作者に、国が年収500万円を保証してくれたら、それもたぶん十分な後継者対策にはなると思う。
 
結局いくら頑張ってもダメな時はダメだと思う。
 
だから、せめて、地域の人たちがワクワク悪だくみをしながら、暮らすことができれば幸いである。
 

【アイデア】英会話用心棒というボランティアサークル

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パリに行ってきました。

ごめんなさい、嘘です。
 
英語(含む外国語)を話したい人と、これまで外国人旅行客を受け入れたことのない、個人経営の飲食店等のサービス業の方をマッチングする活動が起こせないかとふと思いついた話です。
 
 
このエッフェル塔は、地元のとあるローカルな居酒屋でもらいました。

 

というのも、たまたまこの間、その居酒屋に行くことがあったのですが、その時、欧米系の方が10名ほどご来店されていました。

 

どうもお店のおばちゃんは海外のお客さんのおもてなしは初めてのようで、少し戸惑っていらっしゃいました。

 

そこに、国際派(笑)の私が偶然訪れたもので、おばちゃんと相談して、そのお客さんとコミュニケーションをとってみることにしたのです。

 

そこで分かったこと。

①お客さんはフランスのパリからやってきた
 ※んなコテコテの欧米人ほんとにおるんや笑

②お客さんは空手のクラブチームで、九州をめぐりながらトレーニングをしていて、その日は地元県警とトレーニングをしてきた帰りだった。

③観光で地元の観光地にも訪れた。

 

なるほど、察するに昔から続いている空手を通じた交流活動なんじゃないだろうか?

 

こんな感じでお店の方と、パリのお客さんのコミュニケーションをほんの少し手助けすることができたのである。

 

で、そのときにパリの方からもらったのがこのキーホルダー。
 
 
そして、そのときにふとビビっと来たのが、表題の英会話用心棒のアイデア

 

仕組みは簡単、

①お店の人が外国人のお客さんを受け入れるようになったときに、グループにヘルプを求める。

②グループ内で行ける人が、そのお店に行って、お客さんとのコミュニケーションをお手伝いする。

 

メリット

・お店の人

 ⇒英語を喋れるお手伝いさんがいて安心

・英会話用心棒

 ⇒英語でコミュニケーションできる機会

 ⇒地元のローカルなお店の人と親しくなる機会が得られる。

 

みたいなイメージ。理想的にはお店の人にまかない飯くらい食べさせてもらえればいいのだが。

 

酔っぱらったときにひらめいたアイデアなので、冷静に今考えると実行性に欠ける部分がたくさんある。

 

まず、サービスを利用するお店が本当にあるのかということ。

多分ここが一番大きい問題。

 

というのは、大体インバウンドに取り組みたいという方は、海外交流なんておいしいものを外部に頼ったりなんてしないだろう。

また、海外の観光客はそうした外国人を受け入れることができるお店の情報を日本人が思っている以上にたくさん持っていて、基本的には外国人受け入れ可能なお店にしか訪れることはないのではないだろうか?

 

ほかにも

・自分のグループを信頼して頼んでくれるお店がいくつあるだろうかということ。

・急に訪れる海外のお客さんに、用心棒メンバーが柔軟に対応できるかということ。

・お店の側から、プロレベルのサービスを期待されないかということ。

などなど、課題は山ほどある。

 

でも、このアイデア、何らかの形で実現させたいのだ。

 

というのも、実はこのアイデア、昔から少し違う形で温めているものなのだ。

 

最初は農村でのインバウンド観光客受け入れに際して、英会話ボランティアが最初のうち一部仲介するものを考えていた。

 

ただ、少し考えてみて現地までの交通費や、受け入れ側がそれに対する交通費等を含めた十分なお礼ができるのかということを考えると、まだ持続的なアイデアではないなと思って、ひとまずふたをしていたのだ。

 

ただ、この英会話用心棒の仕組みには、英語を話す機会以外にも、地元のローカルな人たちと対等な立場で仲良くなれるというのが、大きなメリットにならないかと考えている。

 

普通、都市農村交流などで地域にお邪魔するときは、あくまでもお客さんであり、地域の人とお客さんとの間には(うまく表現できないが)、非対称な関係性があるように思える。

 

そして、それが一歩先に踏み込んだコミュニケーションへの障害になっているのだと。

 

都市住民と農村の労働力面でのマッチングという話をしばしば聞くが、ただ何となくマッチングしただけでは、農村で活躍するのに十分なスキルを持たない都市住民は、地域の人たちを手助けすることは難しい。

 

実質、それは農村の人が、単純に農業体験として都市の人をおもてなしするのとほとんど変わらないものになってしまう。

 

それはマッチングする際の目的と、それに必要となるスキルが明確に特定されていないからなのではないかと思う。

 

このアイデアのように、明確な目的をもって、必要とされるスキルを有する人物をマッチングすることができれば、そこに初めて対等な関係が生まれ、イノベーションのようなものが生まれるのではないのではないか。

 

そしておそらく、その構図は対象が農村だろうと、後継ぎのいない地元の個人経営のお店であろうと変わらないと思う。

 

と、こういう個人的な強い仮説を持っているからこそ、この英会話用心棒のサービスをぜひ実現させてみたいのだ。

 

課題は山ほどあるだろうと思う。

 

けど、とりあえずは信頼できるお店と、信頼できる仲間を集めて仮説を検証する作業から初めて行ければと思うのである。

 

 

ということで、そうと心が決まれば、さっそく名刺づくりだ!

 

用心棒をあしらった、イキな奴を考えんとね!

 

 


あ、ちなみに、最終的にはこういう英会話用心棒は不要になるものだとも思っている。

 

と、いうのも言語の壁というのは、たぶん慣れていない最初の段階だけしかない、気持ちの壁だと思うのだ。

 

現に今回のケースでも、少し会計のお手伝いをしたりもしたのだけど、なんか不思議とおばちゃんとそのパリっ子のコミュニケーションはうまくいっていた。

 

正直言って、おばちゃんのコミュニケーション能力は私のハンパな英会話能力を凌駕しているのである。

 

そういう、最初の「気持ちの壁」を簡単に取り払うお手伝いができるのではないか、と、こういう少し勢いのある仮説がふと思い浮かんだのだ。

はてなブログPROを使って。googleは情報化社会の魔人ブウ

前から自分のブログにグーグル広告を出したとして、どれほどの収益になるのかということに興味があったのですが、グーグル広告を出すためには独自ドメインの取得が必要になる(≒はてな有料版が必要になる)ということだったので、とりあえず諦めていました。

 

で、今日ふと思いついてさっき有料版に登録してきました(2年契約)。

 

というのも、ブログなんて趣味は、時間のある独身時代しかできないことだろうなと気づいたからであります。

 

で、登録した直後に簡単な任意のアンケートがあったのです。

それ自体は、特に何とも思わなかったんですが、ちょっと違和感を持ったことがありました。

 

というのが、そのアンケートがgoogleフォームだったんですよ。

 

いや、たぶん大なり小なり直営で開発をしているwebサービス会社が、超簡単なアンケートのためにgoogleのサービスを使うわけですよ。

 

もちろんその程度のアンケートを作ることを、上場企業でもある一流企業のはてなさんが面倒くさがったとはあんまり考えたくないのですが、そうなると可能性としては、

 

「自社で開発するよりとりあえず、あとのデータの汎用性等の利便性を考えれば、深く考えずにgoogleのサービスに乗っかったほうが無難」

 

みたいな選択をはてなさんが行った、という仮説が成り立ちうるわけです。

 

googleさんは、我々個人にとても便利なサービスを提供してくれる一方で、我々の情報をビッグデータとして集積して、新たなビジネスの種にしようとしているわけですが、

 

それは対大企業であっても、そういう構図になりつつあるのかもしれません。

 

これからAIが社会において影響力を発揮するといわれている現代では、より強力なAIを組むためのもととなる、ビッグデータを入手できる一部の大企業が覇権を握るといわれていますが、

 

この情報化社会の魔人ブゥ、googleはこのまま社会のあらゆる情報を吸収し、社会をデザインするような力を持った「本当の魔人」になるのでしょうか?

 

関係ないけど、そのうちgoogleのAIに支配されかけた世界の中で、google armsと地球連合軍が戦うSF映画をだれか考えてくれないかなと思っています。

晩夏のソチ・モスクワツアー(H30.9.14-20) その2 青い黒海編

 

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さて、ソチに着いて2日目。天気は快晴である。

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コンドミニアムから見る黒海は青く澄み渡っていた。

 

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今日はこの夫婦が個人所有するヨットで、黒海をクルージングするのである。

黒海というととても閉鎖性の高い海で、九州の大村湾みたいな海だが、実際のところどうなのだろうか?

 

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沖まで出たところで、みんなで海に飛び込む。遊び方が本当にワイルド笑

泳ぎは得意でよかった笑

 

 

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水中はこんな感じ。水の色が少しだけ緑がかっているような気がするが、透明度は結構高い。黒海の名前の由来は、水が黒いからとのことだが、この独特な緑を黒い海と例えたのだろうか。

 

塩分はかなり薄いように感じた。閉鎖性つよいから、淡水の流入量の方が多いのかもしれない。

 

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旦那がサクッと釣ってくれた魚。スコーピオンフィッシュ。背びれには毒があるらしい。

 

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波止場にも魚が泳いでいるのが見えたので、これも旦那にサクッと釣ってもらった。

見た目はアジのようだが、日本のアジとどう違うのだろうか?

 

黒海は予想に反して、とてもきれいで、うまそうな魚もたくさん住んでいるみたいだ。

海の近くに来たのであれば、新鮮な魚介を堪能してみたかったところ。

 

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とか言ってたら、旦那が市場で魚の干物を買ってきてくれた。

と言っても、はらわたも抜かずに塩漬けして干したものであり、ホストの奥さん曰く「前に日本人から『これは干物じゃなくてただの死んだ魚だ』と言われた」とのことであるが、確かにこれは少し抵抗があるかもしれない。

 

それでも、港で見たさっきのアジなんかもいたから、興味もあってちょっと味見。

うーん、ちょっと塩辛すぎかな?あと、意外と一夜干しくらいで半生感が少し怖いな。

 

旅先で腹をこわすのはごめんだったので、少しつまんだくらいで遠慮しておいた。

でも、ビールのあてには悪くはなかった。

 

もうちょっと魚食文化が発展すれば、食文化がさらに豊かになるかも?

 

その夜は、ホストの旦那とコニャックを飲んだ。

ロシアの乾杯は、定期的に誰かが立ち上がって前口上を述べた後、乾杯するというルールのようだ。

こちらは全くロシア語はわからないが、定期的に立ち上がってはロシア語で何らかの挨拶をして乾杯した。よくわからないけど、楽しんでもらえているみたいでよかった。

 

友人は旦那とバイクの趣味が一致したらしく、スマホでお互いの愛車の写真を見せあいながら楽しそうにしていた。

ときおり、簡単な英語で内容を説明してくれていたが、それを聞いたホストの奥さんが「英語を使っているのを初めて聞いた」と嬉しそうに話していたのが印象的だった。

 

そうそう、ロシア語で乾杯は「ваше здоровье(バシャーズダロビア)」と言うが、これは直訳すると「あなたの健康のために」という意味で、これは日本語の「皆様のますますのご健勝を祈りまして」と似ている。

 

乾杯を順繰り回していくのも、田舎の農家の飲み会みたいで面白い。

普段はロシアと日本でほとんど交流はないけども、こういう部分で根本的に共通な何かがあるのかも?とか思ったり思わなかったり。

 

 

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晩夏のソチ・モスクワツアー(H30.9.14-20) その1

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2年前の10月、そして今年の2月と、2度のロシア旅行を通して、すっかりロシアファンになってしまった、と言いたいところだったが、ウラジオストクイルクーツクもロシアの中では辺境の土地、ロシアと言えば一般的に思い浮かぶ、モスクワやサンクトペテルブルクにはいったことがなかった。

 

それに地政学的にはウラル山脈を越えて西側のことをヨーロッパと呼ぶらしく、私が過去に訪れた2都市はそれぞれ東アジア、中央アジアということになるそうだ。

 

はるか遠くの地に思いをはせるうちに、一通の手紙が遠方から届いた。

 

それは、前回のイルクーツクバイカル湖旅行の時に、一緒のツアーに参加したソチに住むロシア人夫婦からの招待状だった。

 

かくして、前回のメンバー3人が再度集まり、私にとっては3回目のロシア旅行が始まったのだ。

 

 

今回の最終目的地は、モスクワから500km南のソチ。黒海に面したリゾート地である。

 

ソチオリンピックでちょっと有名になった都市だが、実際にどこにあるかは夫婦にあうまでは想像してもみなかった。

 

また、ロシアのちょっと変わった部分を知ることになるのだと思うと楽しみである。

 

が、問題はやはり現地へのフライトである。

 

私たちの住む田舎からでは、少なくとも2回は乗り換えが必要になる。

前回の帰りのフライトでは、北京で乗り換えに失敗し、致命的な追い銭を払うことになった。なので、1回の乗り換えは国内成田に持ってきて、そこからモスクワ、ソチという航路をとることにした。

 

航空会社は、アエロフロートと、S7エアラインが選択肢にあったが、アエロフロートはもたもたしている間にどんどん料金が上がってしまったので、イルクーツクの時にお世話になったS7を使うことになった。

 

また、モスクワはシェメレチェボ空港と、ドモジェドヴォ空港の2つが主として利用されるようであるが、S7の場合はドモジェドボ空港発着のようだ。

 

モスクワーソチについては、本数も多くいくらでも融通が利きそうだ。

 

日程は、フライトの都合により合計5泊7日の過去最長プランとなった。

 

さすがに田舎のソチですべての日程を埋めるのは難しかったので、ソチで3泊、モスクワで2泊のプランとなった。

 

成田ーモスクワは約9時間のロングフライト。

S7のサービスがいかほどのものか、正直期待できず心配であったが、ふたを開けてみると実際の機体はコードシェアしているJALの機体だった。

 

それで、LCCの価格って最高じゃ??

 

ということで、JALの豪華な機内食に舌鼓を打ちながら、3度目のロシア旅行は幸先よく始まったのだ。

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ドモジェドボ空港からの景色。

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まっすぐに伸びる空港道路が気持ちいい。計画経済っぽい??

 

ドモジェドボ空港は、本当に程よい規模でそこからの国内線乗り継ぎは、ターミナル間の移動もなく、2時間15分の乗り換え猶予の間に、入国ー荷物受け取りー再度荷物預けー搭乗と悠々と乗り継ぐことができた。

 

また、ついでにここで現地simも入手。相変わらずなんて言っているかよくわからないが、15GBで1500ルーブル(当時のレートで2300円ほど)のsimカードを入手。

 

日本で私が契約している格安simよりもはるかに安い(笑)

 

前回、global wifiを使って、重いわ高いわ繋がらないわで苦労したが、これで今回は心配なしだ。これをテザリングして3人で使う。

 

モスクワーソチの間はS7の機体で2時間半。座席指定は直前にしかできなかったため、私は運悪く、両脇を屈強なロシア人男性に囲まれ、体を小さくしてその時間を乗り越えるしかなかった。

 

どうもソチの天気は良くないようで、着陸時に少し機体が揺れた。

着陸時の拍手喝采は、別にイルクーツク空港に限定された話ではなく、ロシア人ならではのお約束のようだ。

 

ソ連時代は、ロシアの航空機は非常に古いものばかりで、乗客は祈るような気持ちで飛行機に乗っていたそうだが、この拍手はあくまでもその時代を自嘲するようなロシア流のジョークであることを信じたいものだ。

 

ソチ空港についてからは、ロシア人の夫婦が迎えに来てくれていた。

 

今回、ソチでの3泊はこの夫婦の自宅にホームステイなのだ。おまけに、3日ともソチをガイドしてくれるという神待遇。

 

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こちらから、お礼にと持参したささやかなお土産を渡して夕食をとる。

 

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奥さんが用意してくれた手料理を肴に、旦那のコニャックで乾杯する。

 

なんてすばらしい旅行なのだ!

 

明日から、いよいよ本格的に旅行開始だ。

 

 

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【趣味】スキンダイビング(素潜り)って楽しいのよ!!

 

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 前の記事で、川でのシュノーケリングを試したことを紹介しました。

 

それで、最後に見つけた白滝公園の淵にさっそく潜りに行ってきたのですよ。

 

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おー、きれいきれい。

でもね、実際のところファーウェイちゃんのカメラ、勝手にきれいな色に補正してくれてるけど、実際のところ前日に夕立が降ったせいか、前に来た時よりも濁って見えた。

 

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でも、鍾乳洞から湧水がわいているあたりには、ヤマメの姿も見れたから、これは淵に潜ればヤマメと一緒に泳げるのかも??

 

と、期待して潜ってみたのよ。

 

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ぬーん、やっぱりあんまり視界はよろしくないようで。

どうしても、土が舞って透明度を下げてしまうし、日影が多いので水中がどうしても暗くなってしまう。

 

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でも、おぼろげだけど何かの大きな魚の大群に出会えた。

瞬く間にいなくなってほとんど写真は撮れなかったけど。

というか、川魚俊敏すぎ(笑)。

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最初はブラックバスかと思ったけど、違うみたい。鯉?にしては、俊敏だったような気もするし、形もシュッとしている。

 

 

という感じで、魚に出会うことはできたものの、視界が悪く、やっぱり水が冷たいので20分くらいで退散。

 

でもね、私思ったんです。

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潜るのってすっげー楽しいな!

ということに。

 

私は、小学6年生のときに買った、淡水魚の水中写真の図鑑を読んでから、ずっと水中の世界にあこがれを持ってました。

 

社会人になり、技術の発展も合わさり、水中カメラが手軽に手に入るようになってからこういう遊びを始めたわけです。

 

その中で、必然的に潜水スキルを身に着けたのですが、これがほんとに気持ちいいのよ。

 

水中深いところから、水面を見上げると、ちょうどいつも住んでいる部屋の天井くらいの高さに水面があって、それが光を反射してキラキラ光っているわけです。

 

その、水中深くにいるときの何とも言えない心地よさ、そして感覚が研ぎ澄まされるような水中の緊張感、陸上にはない静かな水中の世界。

 

ジャックナイフで、水面から深くに体を沈めるときは、なんとかくナウシカ腐海の底のシーンを思い出す。

 

それくらい、水中に潜っていくとき、水中に沈んでいるときというのは穏やかな気持ちになる。 

 

そういうわけで、水中撮影とかなしで、ただ潜るだけでも十分楽しい。

 

しかも、おまけになぜか潜ってから1週間くらいはすこぶる体調が良くなる。いつもきれいな海に潜っているせいか、心なしか肌つやも良くなる気がするくらい。

 

やっぱり、多少水中撮影にマンネリを感じたとしても、潜ることは続けていきたいなと思ったところでした。

 

もちろん、ゆっくり水中に潜っていられるスキューバも素晴らしいけど、本当にそれと比べることができないけど、スキンダイビングも楽しいよと。

 

【調査】川辺川でシュノーケリングはできるか?

 

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前にこんな記事を書いた。

 

読み返したが、なかなか良い記事だ。

要は、

 

①まったりだらだらすることも休憩の意味では必要なことなのだから、自分の人生のタスクの進捗とバランスを取りながらだらだらすればよい。

②具体的に、タスクとだらだらのバランスを評価するために、平日1アクション分、休日3アクション分の時間を持っているとして、そのうち自分がどれだけダラダラに時間を消費しているかを可視化すること。

などを提言している。全く実行できていないが。

 

 

さて、今週の土日もそんなダラダラしてしまいがちな用事のない週末だった。

 

しかし、このままでいいのかという、わずかな危機感が私の体を起き上がらせたのだ。

 

ちょっと前であれば、夏の晴れた日は海にシュノーケリングに行っていたものだが、最近は片道3時間かけて天草の西の果てまで車を運転する情熱が失われていた。

 

もうちょっと近場でシュノーケリングできないものだろうか。

 

ということで、熊本最高の清流とうたわれる五木村の川辺川に、車で2時間弱かけて出かけてきたのである。

 

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今日選んだのはこのポイント。なかなかの透明度だし、流れも浅く緩やかなので、事故も起こりくそうだ。

上の写真では、バンジージャンプが行われていた。私がいた2時間ほどの間に数人のジャンパーがいた。

 

1人で川にシュノーケリングしに来るええ年のおっさんと、ただただスリルを求めて端から飛び降りる人たちのどちらが狂っているだろうか?

 

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うーん、確かにきれいだけど想像していたほどの透明度はないかな?
どうしても流れがあるせいで、砂が舞ってしまうようだ。

そして、川魚君、君たちはほんとに地味だ笑。

 

私はもともと海よりも川派なので、当然川魚も好きなのだが、いかんせん写真にすると地味なのだよ。

 

流れを読み、流れに遊ぶ姿を眺めるているととても見とれるようなのだけど、やっぱり地味なのだよ。

 

 

甲乙つけるつもりはないが、半月前に私が潜った天草の海の写真もついでに載せておく。 

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やっぱりこっちのほうが映えるのよねー。

 

まあでも、こっちもやっぱり天草より近いし、淡水だから後のべたつきも少ないし、思ったほど水も冷たすぎないし、ありっちゃありやな。

 

そういうわけで、さて帰るかと思ったら、一つ前の記事の通りメガネを見失ってしまったわけ。

1時間探したと書いたけど、実はあまりに見つからなかったので一度家に帰って、別のメガネを装着して探してようやく見つかったんだよね。

 

だから、この川辺川にも2回来てるのよ。

 

2回目は川に入らなかったから、せっかくだからと水切りを練習してきた。

 

水辺の多い環境に生まれ育ったから、これは得意なのよね。

 

100投くらい投げて、何となくおっさんの体でどう投げればいいのかをつかんだ。

 

結構いい運動になったかもしれない。何より、物を思いっきりぶん投げるのはストレス解消になる。

水面をすべるように石を飛ばせたときは、何とも言えない爽快感があった。

 

 

そうそう、帰りにいい発見があった。

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白滝公園。ここには実は「滝」はない。石灰岩の巨大な白壁を滝と例えているのだ。

 

さっきよりもかなり上流で、水量が少ないので泳げないだろうと最初からスルーしていた。だが、実際にはかなり深い淵があり、かなり潜り甲斐がありそうだ。

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着いたのがすでに夕方で、暗いせいでそんなに奇麗に見えないが、実際は最初のポイントよりも透明度が高い。

 

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その透明度をコミットしているのが、近くの鍾乳洞から流れ出る湧水である。

写真に見える通り、ヤマメと思わしき水玉模様の魚もいた。

 

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五木村特有の、鬼のようにしっかりした施設で安心感がある。

 

というか、もっとPRすれば一大観光地になりうると思うのだが。

 

 

 

かくして、私が本来であればダラダラしていただけのはずの週末で、遊び場の調査と適度な運動ができた。

 

すっかり忘れていたけど、タスクとダラダラのバランス管理も今後はやっていきたい。

 

いい週末だった。