レトロな喫茶店の入り方

私はレトロな雰囲気の喫茶店が大好きである。

レトロな喫茶店とは、喫茶店の店舗数が最も多かった1980年代にできて、そのまま続いているような喫茶店のことを私は言いたいのだが、

もとをたどれば、私が高校生だった頃通っていたカレー屋さんは、そういうレトロな喫茶レストランだった。

最初にその喫茶店の扉を押したときのあのドキドキした気持ちは今でも覚えている。最初はお店のおじさんもおばさんも、滅多にこないような若者がそれも一人でノコノコやってくるものだから「えっ?」って顔をするもんで、それをみて「やっぱり帰ろうかな・・・」って思うんだけど、物好きな若者が食事にきたことをわかってくれると、とても親切にしてくださったのだ。そのおじさんとおばさんの優しさと、たくさんの人たちの思いでがしみ込んだような店の佇まいがなんとも居心地がよく、定期的にお店に通ってはカレーを食ったものだ。

 

今私が住んでいる町、八代市は、不思議とそういう喫茶店が多く残っていて、おかげで楽しく新しいお店を開拓していっているのだ。私の故郷佐賀にもそういう喫茶店は他にもあるにはあったが、軒並み潰れてたような気がする。そういう意味で、この町はまだ喫茶店文化が残っていてすばらしいと思う。だから、レトロな喫茶店好きの私としては、そのすばらしさをアピールして行きたいと考えているのだ。

今週の土日も2店舗伺って食事をしてきた。いずれもとてもいいお店だったのでFACEBOOKにレビューを書いたのだが、2件の書き込みともに「前から気になっていたが、行ったことなかった」と、コメントをいただいた。

これから察するに、結構そういう「レトロな喫茶店に興味がある人はいるんだけど、なかなか雰囲気的に入りにくくて行ってない」って人は多いんじゃないだろうか?

私は、カレーが好きすぎるあまり、その壁を高校生時代に突破してしまったので何とも思わなくなっていたが、私も最初はかなり緊張したものだ。よく考えてみるとそういうレトロな喫茶店に行ってきましたみたいな報告の書き込みはFACEBOOKではあんまりみない。

と、いうことはだ。

人が見るようなしかるべきシーン(例えばFACEBOOK八代の美味しいランチの店)で私のような一般人が、お店に行って、料理もおいしく、お店の人も優しかったと、たった一言伝えることができれば、それをみた人は安心してお店に入れるようになり、その結果かーなりお店を応援できるんじゃないだろうか?

その程度の広告力でいいのかとも思うが、そもそもそこまで客入りのいい店はあまりないので、たぶん効果としては十分だろう。

にわかに可能性を感じたので、やる気が出てきた。私、やっぱりやるっ!やるったらやる!!