最初の人間ってひとりぼっちだったの?

ちなみに、先の記事における少年(小学3年生)からの質問で一番びっくりしたのが表題の質問である。

そう確かにその通り。

今の地球では、人間と猿との間には基本的に明確な違いがある。猿と違い、人間は高度な言語を操り、高度な道具を扱い、高度に脳が発展した結果なぜか服を着るようになった。

しかし、普通に考えればありとあらゆる種には始まりがあるはず。だったらその一番最初の人間はいったいどうやっていつ生まれたのか?まったく的を得た疑問である。

 

それに対してとりあえず私は

「人間は猿みたいな生き物から徐々に進化して人間っぽくなったんだよ、だからその中間過程では猿のような人間もいたんじゃないかな?」

と自分の中の知識を総合させて答えました。

で、ここで自分で言っておいて素朴な疑問が生まれました。

じゃあ、その猿のような人間ってどこに行ったの?例えば、言葉はしゃべるけど、道具は使わない人間みたいな動物とかいないんだろうか?

うーん、多分そういう連中と敵対したときに、勝利して相手を滅ぼした、あるいは征服して同化させてできたのが今の人間なんでしょう。

んで、多分人間の見た目には言語を操れるかどうかで、圧倒的に変わるんじゃろ。そしておそらくものすごーく長いスパンで見ると、より高等な言語を操れる種が、より高度な技術や社会性が発達させることができたんじゃなかろか(なぜか一様に洋服を着るようになるかが説明できないが)。

つまり、人間は自分より高度でない言語を操る人種を征服or同化してきた。そして、高等な言語をあやつるようになった人間は、より高度な現象を記述できるようになり、より高度な技術や社会性を身につけてきた。現に、日本でも最近まで狩猟採集民族を持っていたアイヌ民族は、音声による口承しかしない(=高度でないと解釈する)アイヌ語を操っており、今はほぼ日本人に同化してしまった。

じゃあ、世界で最も普及している英語が世界で最も高度な言語かと言えば、あの辺りでたまたま産業革命が起こったから普及しただけだと思います。つまり、無理矢理現代において、人間と猿の中間を定義するなら、そんなのがあるのかどうかわからんが、最も機能性の低い言語を操っている人種ってことになる。おー、なんかすごい人種差別じみた結論になってしまったが、いやいやそうではない。そういう人たちにきちんと高度な言語を仕込めば、多分文明を自然と編み出すんだって。

ん?じゃあ、言語をきちんと形成できるようなアウトプット装置を持った生物である条件が必要だな・・・。

いや、もうわからん!面倒くさい!

言葉はしゃべるし、道具も使うけど、人間並みの論理的思考能力をお持ちにならないお方もたくさんおるから、その方々が人間と猿の中間や!

 

 

p.s.論理過程は説明するの面倒くさいから、省くけどおそらく数学に対応可能な言語が「高等な言語」って言えるやろうな。数学に対応不可能な言語なんてあるかどうかしらんけど、それを「鳴き声」って言うのかもね。