邪悪な憲法86条「予算単年度主義」

お役所仕事をなくそう!

 

なんて声高に騒いでみても、憲法や法律の意図するところを実行するのが公務員な訳で、憲法や法律がビミョーな限り公務員もビミョーな訳です。

 

そのルールの中でも私が最も憎んでいるのは、この憲法86条の解釈によって規定される『予算単年度主義』なのです。

 

憲法86条:内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。

 

添付している記事のとおり、年度末にやたらと公共工事が集中したり、長期的視点に立った事業が実施しにくかったり、予算成立前の4月は役所の動きが悪かったりと、問題点は山ほどあります。

 

公務員のお役所仕事の2割くらいは、こいつのせいで発生しているといっても過言じゃないのではないでしょうか?

 

こやつは敗戦後にGHQの指導のもと、イギリスの憲法をベースに日本国憲法がつくられた際に日本にやってきたルールだそうで。

 

ちなみに本家本元のイギリスではとっくの昔の1998年に3年単位の予算計画を立てる制度に変えているそうです。

 

日本でも概ね変えた方がいいという論調のようですが、如何せん憲法を変えた経験がないなかで、なおかつ世間からの要望がないので、議論が加速しないといったとこでしょう。

 

憲法記念日ということで、公務員の仕事の中で憲法について考えたことを垂れ流してみました。

日本国憲法に光あれ!!

 

 

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20080221-90003111-r25