ブランドってなんや?
ブランドってなんや?
ってここ一年間疑問に思っている。なんで、仕様が一緒のものでも、ちょとくら有名になっただけで値段がこうも変わるのか?
需要と供給のバランスで決まるのは何となく想像できるけど、それがどういうプロセスでそうなるのかいまいちピンとこない。
そんな中、GWに久留米の道の駅に行ったのだが
我が家ブランドの野菜がたくさん!
どのブランドもパッケージやロゴにもこだわっていて、かなり洗練されている感じ。
きっと出荷している農家ごとに売り上げがわかるようになってて、競争の原理が働くようになっているんだろうな。そして、それが店全体の売り上げ工場につながり、さらにそれが個人の売り上げに還元されると。
うーん、すばらしい。
さて、そのあと日田市の小鹿田焼(おんたやき)を見に行きました。
ものすごい山道を20分ほど走ったあとに突然現れる10件程度からなる集落で古くから作られている焼き物で、昔ながらの完全手作業、しかも一子相伝というシロモノ。
その一方で、ブランド化に努めていて、海外でも評価されているそうです。古きをあたため新しきを知る。すばらしいです。
あとは特筆すべき点として、作者個人の名前を出さずにあくまでも「小鹿田焼」のブランドで流通させていることです。
一見、抜け駆けを許さない厳しい掟のようにも見えますが、若い作者はまだ技術が未熟ですが、それでも同じブランドとして取り扱ってもらえるのですから、ある意味助け合いの意味合いもあるみたいです。
それに、作者間での個性の差も否定していないため、バラエティーに富むことが小鹿田焼ブランドとしてのキャラクターになる訳です。
きっと、隔絶された集落ならではの生き抜く知恵なんでしょうが、本当にすばらしいことだと思います。伝統とは、革新の連続とはよく言ったものです。
集落の家も昔ながらの日本家屋ですが、新しくきれいな家が多く、なかなか羽振りがいいのではないかと推察されます。
とても勉強になりましたが、ブランドが何か?ということは相変わらずさっぱりです。