美容室で聞いた話

昨日散髪に美容室に行ってきた。たまたま美容室の店長さんが対応してくださったので、お店の経営についていろいろ聞いてみた。

なかなか有意義だったので、まとめてみる。

 

・天候と客足には一定の関係性があり、休日に好天に恵まれると途端に客が少なくなる。また、土曜日に美容室に行って、日曜日は遊びにいこうと考える人が多いのか、土曜日は忙しくて手が回らない一方、日曜日は客が少ない。

・美容室のコストで最も大きいのは人件費。人件費が売り上げの半分に上ることも。

・客が少ないと、美容師が遊ぶことになり人件費が無駄になるが、だからといって客が少ない曜日に割引をして客寄せしようとすると、逆に一気にその曜日に客が集中してしまう。また、割引した値段が顧客の中で標準になってしまい、通常の料金では割高だと思われるリスクもある。

・今の美容師のキャリアパスとして、30代前半で独立するのがよくあるパターン。

・一時期の美容師ブームを受けて、現在美容室の店舗数はコンビニの5倍あると言われている。供給過多であり、今後淘汰が進んでいくものとみられる。

・我々のおじいさんの世代に美容師を始めた方は、とても儲かっていた。しかし、その一方で需要に対する供給が追いつかないので、仕事はとても忙しかった。

・10年前に美容室を始めていれば、半年で初期投資分を回収できていた。今では元手の回収に7〜8年かかる。

・初期投資を押さえる手段として、既存店舗の施設を引き継ぐ手段もあるが、「一度閉店した店」というレッテルを乗り越えるには実力が必要。

・独立すると税金関係など、経営に関するすべてを自分でこなす必要が出てくる。技術だけではうまくいかない。税金関係については、商工会議所に委託する美容室もある。

・このような状況の中、大手の美容室でサラリーマン的な働き方をする美容師も増えてきている。

・スズキのハスラーは機能性とかわいらしさを兼ね備えたいい車。

 

私の感想。

車を褒めてもらえてうれしかった。