3333の試練と境界の悩み

今は昔、今年のゴールデンウィークの話であるが、美里町にある3333段にフラッと立ち寄ってみた。

 

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3333段っていっても、途中は雑石積みで山道みたいになるんでしょ?と若干なめてかかってましたが、本当に最初から最後までほぼ御影石の石段で予想以上にめげそうでした。

私の他にも小学生くらいのイベントとみられる集団や、家族連れ、部活のトレーニングをする高校生(将来ヒザを壊さないか心配)がたくさんいました。

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しかも風景の代わり映えのないことないこと。ひたすら杉林の中を石段が続きます。でも、後半に差し掛かる頃には人もほとんどおらず、ただ杉林のそよぐ音だけが聴こえるというのはなかなか気持ちがよかったです。

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でも、やっぱり山はいいですね...。

 

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いよいよゴール!最後は世界中の御影石が勢揃いしています。

 

で、問題はここから!

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ゴールしても何もないじゃん!これで終わり??オチは!?景色は??

いやいや、なんかこの石畳の向こうに何かある筈だ。

 

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おお、展望台があるじゃん!?老朽化にて立ち入り禁止。

廃墟としてはなかなかいい味出してた。

また、そこから1kmばかり歩く。

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なんとまあ、立派な寺院が。

自称西の比叡山こと金海山、釈迦院

なるほどこの3333段は、修験道の寺への参道なんだな。どうりでストイックだった。

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修験道の寺らしく、マナーにも厳しい。しかも毒舌(笑)

しかし、悲しいかな高齢化により、寺院を管理する住職はもう寺には在住しておらず、張り紙によると、そこにつけ込んで最近は参拝作法を強要する謎の護法者も出現する模様。

参道の3333段は有名で人もたくさんいるのに、その奥の寺院がこんな荒廃しているのはとても残念だと思いました。

おそらくその原因は、境界にあります。

参道の3333段の方は美里町ですが、こちらの釈迦院は八代市泉町となっております。きっと両者で連携して取り組みを行うことができなかったのが、原因ではないかと推測します。

普通に考えれば、寺院と参道は一つのものなので、一緒に取り組みをするのが当然だと思いますが、そこに境界を入った結果、別々のものになってしまったとすればそれはとても変なことです。

もし、この釈迦院も含めたところで、PRをすることができれば3333段はただの石段ではなく、修験道の修行のための道という新たなストーリー性も生まれ、更に魅力的な観光資源になっていたと思います。

境界や組織の境で不利益が出ることがないよう、なにか新たな価値観が必要だと思います。