冬のイルクーツク、バイカルツアー(2018.2) その1 準備編

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At least, the BEST was it.

少なくとも、最高だった。

 

かねてから、私はここ数日、ロシアのシベリア、イルクーツクに旅行に行っていたのだが、その一番の目的は冬のバイカル湖を見に行くことでした。

 

ただ、それがあまりに素晴らしすぎて、何をどう表現しようとしても、そのすばらしさを一面的なものとしてしか伝えることができないのではないかと思い、なかなか記事にできないでいる。

 

本当は、自分が体験したことを誰かに伝えたくてたまらないのだが、どーしてもそれを簡単にまとめることなんてできなかった。

 

そういうわけで、とりあえずその中のひとかけらとして、1枚だけ写真を投稿するが、単に選ぶことができなかっただけで、これが最高の一枚ではないことをご理解いただきたい。

It was so wonderful that I can't express how wonderful it was.
So, for the time being, I put this picture as just single piece of my greatest experience.
But note that, this picture is not the best one among then, I just choice it by chance.

 

 

この記事を執筆しながら、今回の旅行について振り返っていくことにしよう。

 

 

そもそも、思いついたのは、昨年の夏ごろだった。

平成27年の秋に、ロシアのウラジオストックに行ってから、すっかりロシアに興味を持ってしまい、ロシアの歴史やら、都市やらを調べているときにたどり着いたのだ。

 

こんなすごい、光景が本当に見られるのだろうか?

 

これはぜひ行くしかない! 

 

すぐに、前回ウラジオストックに行った友人に声をかけ、すぐに計画に着手。

 

この友人Aは本当に有能で、前回の旅行のときも持ち前の圧倒的リサーチ能力、行動力、英語力を駆使して、自分も行った事がない場所への旅行をアレンジしてくれたのだ。

 

 

あと、今回は別口の友人Bにも声をかけておいた。

こいつがまた、有能なやつで、某国最高峰の大学に受かるレベルの頭脳、知識と、そこらの連中とは比にならないレベルの運動神経とパワーを持ち合わせ、おまけになぜか手先が器用で、おいしいお菓子まで作れるという、設定ミスのバグキャラのような男だ。

 

そして、言いだしっぺの私。

 

この最強の3人ならば、未知の土地への旅でも、きっとすばらしいものになるに違いない。

 

旅立つ前から、もうわくわくして仕方がなかった。

 

で、前回と同じロシアビザセンターでビザを取得し、飛行機を予約してあとは満を持して出発を待つばかり。

 

ただ、飛行機に関しては、やはり九州の田舎住まいの私たちにとっては、少し厳しいものがあった。

 

極力乗り継ぎ回数を減らしつつ、その中で合理的な到着時間、そして料金の兼ね合いの取れた便を探す。

 

skyscanerでしらみつぶしに調べた結果、

 

行き2/23午前発:福岡⇒インチョン(大韓)⇒イルクーツク(S7)

帰り2/27未明発:イルクーツク(S7)⇒北京(中華航空)⇒(大連経由)⇒福岡

 

という乗換えで行くことになった。この予約を取ったのが出発2.5ヶ月前の12月。

料金は、一人当たり11万とちょっと。

 

この飛行機を取った後、友人Bの参加が決まったわけだが、なぜか友人Bのほうは、イルクーツクー福岡ではなく、私たちが乗り換える区間ごとにばらして飛行機を検索した結果、先に予約した私たちよりも2,3万円安い便を予約できていた。

 

たぶん、荷物を預けても乗り換えに対応していないのだろうけど、私たちの場合ロスバゲージを警戒して、荷物を預けないことにしていたので、純粋に友人Bのほうが大幅に安い値段で渡航できることに。

 

これについては、今後いろいろ要検証である。

 

 

また、バイカル湖周辺の移動は、もちろん公共交通機関なんてないので、現地のガイドを頼むことにした。

英語が堪能な友人Aにいろいろ調べてもらい、

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このツアーを利用することにした。料金設定が、明朗で評判もよさそうだったからだ。

3人の場合、1人当たり18,000ルーブル(約35,000円)で、3日間のガイドと、宿と、大部分の食事が込みである。

 

安すぎやない??

 

なんか、当日は私たちのほかにロシア人のカップルも同行することになったそうで、その結果さらに1000ルーブル安くなった。

 

で、さらにオプションで最終日に犬ぞりをすることにしたら、犬ぞりは+2000ルーブルだった。

 

 

お金の話が出てきたので、ルーブルへの両替のことにも触れておこう。

これがなかなか厄介で、円からルーブルへの両替はあまり取引がないこともあり、まともに両替をしようとすると、かなりの手数料を取られる。

 

ちなみに、実際のレートは1ルーブル=1.9円くらいなんだけど、これが日本の両替所では2.5円くらいに跳ね上がる。現地の両替所もそれに近いくらいの手数料が取られるみたいだ。

 

で、じゃあ後はクレカのキャッシング機能を利用するかなんだけど、これまたWEB上の情報が錯綜しまくってて、クリミア制圧に伴う欧米からの経済制裁のあおりを受けて、VISAが使えない。なんてことがありうるみたいだ。

 

到着時刻は夜8時くらい。安全をとるなら、日本で少しだけでもルーブルを作っていくべきだが、ほんとに手数料が高い。

 

今回は、最悪の最悪空港に一晩泊まれば、翌日はガイドに銀行に連れて行ってもらおう、ということでクレカにかけることに。

 

 

 

後1つの懸念事項が、ネットである。

前回のウラジオストックでは、現地のシムカードを購入でき、激安価格でネットを使い放題だったが、今回はネット情報によると国際線にシムカードを売っている店がないようだ。

 

これも翌日ガイドによってもらうことも考えたが、現地での時間はほんとに貴重なものであるので、ここはぐっと我慢して、5日で5500円のグローバルwifiをレンタルすることに。

 

 

情報が少ない地域への旅行は、こういうことをあーでもない、こーでもないと考えるのもまた楽しいことだと思う。

 

はてさて、この読みがあたるだろうか、はずれるだろうか。

 

それは行ってのお楽しみである。

かくして、われわれは、イルクーツクに向かって飛び立ったのである。

 

そこには、何が待っているのだろうか??

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※2019.8.14 追記:現地simの購入について

空港の国際線には現地sim売り場はありませんでしたが、国内線には売ってありました。global wifiバイカル湖のフジュル以外ではほとんど圏外で、しかも寒冷のため全くバッテリーが持たず、そのくせ無駄に大きくて重たいし、この旅一番の無能でした(笑)。
ロシアは現地SIMでネットを確保するのが基本なのでしょう。

結局、その部分の答えの記事を書いていませんでしたので、追記します。