思い出しショートカットキー講座の反省

 

そういえば、前にも何回か触れたのだが、私は会社において社員全体のPCスキルの向上を目指して、ショートカットキーのスキル普及に関する講座を行っている。

 

昨年度末に、久しぶりに本店で第2回目の講座を開催したので、その反省点をまとめておこうと思う。


まず、事前集客の話題。

 

支店で講座をやってた時は、全員知り合いが対象なんだけど、本店でやるときは知り合いじゃない社員も応募に応じてやってくる。

 

第1回目は、ひと月前から公募を行い、開催までの間に2度ほどイントラでPR等を行ったところ、参加者は15名程度だった。

 

んだから、今回も同じように十分な期間をとったうえで、何回かPRを打たなければならないだろうと考えていた。

 

結局、利用する会議室の調整に若干手間取った結果、実施の3週間前の公募開始となった。正直、これじゃ十分な集客は図れないだろうなと思った。

 

んが、ふたを開けてみると、わずか2日で満席に!!

 

私の知名度はここまで高まったのか…と正直テンション上がった。

 

で、いざ開催してみるとどうだったか。

 

パソコンの操作能力は、かなり個人差があるものだ。

だから、講座の実施にあたっては、できるだけ講座開始以前に隣席の方とコミュニケーションを図ってもらい、置いてけぼりを食らいそうになった時に、隣の人にヘルプを頼めるような雰囲気づくりを心掛けている。

 

具体的には、隣の人とアイスブレイク的に、自己紹介などしあってコミュニケーションを呼びかけているのだが…。

 

初回の15人くらいしか来なかったときは、結構これがうまくいった。和気あいあいとおしゃべりしてから講座に入ることができたのだが、今回はこちらに呼び掛けに反応してコミュニケーションをとってくれる人は一切なし!

 

24人が定員の研修室は、満室なのにお互い隣に座っている社員に声をかけることもなく、みんな不動。

 

あれ??なんか違うな?

 

と思いつつも、定刻になったので講座を開始する。

 

まあ、よい。私がこれから紹介する秘技の数々を知れば、みな驚嘆し、会場は騒然となることであろう。

 

淡々と講座を進め、そして序盤の山場である秘技「Shift+Ctrl+C,V:書式のコピー」を披露する。

 

さあ、どよめけ!!

 

受講者「・・・」

 

あれ?ノーリアクション??

 

むしろ、「できましたが、なにか??」みたいな感じで次の技を紹介するのを待っている感じ。

 

まあ、きょ今日の参加者はレベルが高いんだろう。

 

なんとか、平静を保ちつつ講座を続けるのだが、そこからずっとこんな感じ。

 

講師としては、もっと「おぉ!」とか「へぇー!」みたいなのがあれば勢いに乗れるんだけど…。

 

いや、よく観察してみると、受講者のうち何名かは、私の紹介するスキルを実践して「ピクッ」と驚きを隠しきれていない。

 

確かに、彼らも内心、「おぉっ!」って思っているに違いない。

 

なんとか、正気を保ちながら、最後の本当に主張したい部分まで説明し終える。

 

終わった後、何名の方かには「役に立ったよ!」とか、「ありがとう!」とかの感想をいただけたところであり、ほっとした。

 

ただ、最初に期待していたほどにはカタルシスが得られなかったのも正直なところであった(もちろんカタルシスを得るために行っているわけではないのだが)。

 

で、結局どういうことだったのだろうと振り返ってみたい。

 

前提条件として、

①今回は初回から間をあけて行った第2回であった。

②初回から第2回の間にも、イントラに便利スキルの掲載を行ってきた

 

ことが、挙げられる。

 

で、これらから何が起こったかというと

 

第2回については、堅実な実力を持った社員がたくさん集まったのではないかということ。

 

私は、正直前回からの間が空いたことで、この講座の認知度やスキルの重要性についての認識が下がったものとみていたが、実は逆でこの長い間が、実力派の社員の間でスキルの重要性に対する認識を充実させたのだと思う。

 

そして、実力派の職員が、業務上の実利を追及して、コソ勉をしに私の講座を受講しに来たのである。

 

そんな実力派が、イチ若手の講座でいちいち驚嘆の声を上げたりしないのだ。

 

逆に、初回の講座については、逆にもともとスキルについて重要性を認識している社員は少なく、そのためどちらかというと単純な好奇心や知的欲求によって引き寄せられた個性派社員が多かったのではないだろうか?

 

と、いうわけで結論としては、

 

スキルの重要性が伝わった結果、普通に優秀な人が、面白半分じゃなく大真面目に参加したから、逆に雰囲気が硬かった。

 

と推測される。

 

まあ、悪いことではないのだ。と、思いたい。

 

でも、個人的にはこれはただのPC講座ではなく、わが社における所属の垣根を超えた業務改善のきっかけづくりなのである。

 

やっぱりもうちょっと盛り上げたいよね???

 

たぶん、もうちょっとパソコンが苦手な人が混ざっていると、素直に周りに相談することも増えて、場が賑わうんじゃないだろうか??

 

今度は資料を全部ポップ体にした、

 

「やさしいPC講座」

 

を開催することにしたい。

 

あ、そうそう。あと一つやろうと思ったことがある。

 

「勝手にプチITコンサルタント

 

である。

 

各職場でちょっとだけPCに詳しいやつがいれば、解決しそうな問題だけど、現状なんともできない、そういった問題を私たちが出張で解決するのだ。

 

基礎的なPC講座は、いつか技術レベルの高まりによりニーズはなくなっていくだろう。

 

そこで、講座にするほど一般的な課題ではないが、たまーによくある問題を私たちが積極的に解決しに行くというわけ。

 

そうこうしていれば、そのうちまたショートカットキーに代わる、全社員に共通する問題を洗い出せるのではないか??

 

おまけにいうと、我々の技術は、常に誰かの相談に乗ることで向上してきたので、そうして職場を超えてITの相談に乗り、問題を解決することで、新たな地平にたどり着くことができないだろうか??

 

とも思うのである。

 

これはぜひ実行に移したいと思う。