【考え事】「ふるさと」という言葉に見る、日本人独特の感覚について

The Japanese word ‘furusato’ is difficult to translate into English. In dictionary, it is translated as ‘hometown’, but in reality it has a slightly different nuance.
For example, when a person raised in a big city like Tokyo is asked “where is your hometown?”, he will answers "Tokyo is", but in case of ‘furusato’ I guess he will not.


Before the present age, the Japanese was living in the nature, cultivating a field handed down from their ancestors and praying for good harvest to indigenous spirits.
The Japanese identity cultivated in this way still lives in the deep inside of Japanese hearts. Therefore, the word ’furusato’ refers to the hometown with the traditional landscape which the Japanese feel strong attachment, such as mountains, rivers and rice fields.

 

この間知り合ったドイツ人を、棚田に案内することになったので、地域おこしに取り組む知り合いに、いろいろプランの相談をしていたところでした。

そこで、どう魅力的に日本の農村の文化を伝えるか、ということを考えたときに、「ふるさと」という言葉に行き当たりました。

 

このワードを単純に翻訳しようとすると、”Hometown”になってしまうわけですが、それだと単純に「出身地」になってしまうわけで。

そこで、ちょっと深堀してふるさとについて思いを巡らせていたら、冒頭のような英文が出来上がったのです。

 

あ、下記のブログの記事を参考にしました。

blog.goo.ne.jp多くの人が、先祖代々の土地に住み、田畑を耕し、村の神社に豊作を祈願し、暮らしてきました。
の部分は、ほとんど丸のまま、引用させていただいている感じです。

 

と、まあパクリもしながらでございますが、なかなかよくまとまったのではないかと思い、ブログに固定化することにしたのです。

 

ちなみに、最初に日本語で文章を考えた後に、googleさんに翻訳してもらったもの修正するという形を取ったのですが、まるで英語を日本語に翻訳したような文章を投げ込むと、googleさんにうまく翻訳してもらえるみたいで。

 

そうなってくると、こちらもそれなりに英語の文章構造を理解したうえで、翻訳しやすい日本語を考える必要が出てくる。

 

結局、AIが何でもやってくれるといっても、どこかでその物事に関する基本的なスキルが役に立つのだなと思ったわけです。

 

 

 

<和訳>

「ふるさと」という日本語は、英語への翻訳が難しい言葉です。辞書的には、hometownと訳されますが、実際には少し違うニュアンスを持っています。

例えば、東京の中心部のような大都会に生まれ育った人は、自分の出身地はどこか?と言われれば、「東京だ」と答えますが、ふるさとはどこか?と言われればきっと答えに窮することでしょう。

 

現代以前、日本人は、先祖代々受け継がれてきた田畑を耕し、土着の神様に祈りを捧げながら暮らしてきました。そうして培われてきた日本人のアイデンティティは、今でも人々の心の奥底に宿っています。

「ふるさと」とは、山や田んぼといった、日本人が強い愛着を感じる昔ながらの景色を残した故郷のことを指しているのです。