晩夏のソチ・モスクワツアー(H30.9.14-20) その6 モスクワ 共産主義時代の遺構をめぐる。

 

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かくして、モスクワに降り立った我々。

夜のとばりのなか、乗り込んだ車は大都会を駆け抜けていきます。

ちなみに、これはスターリンの7姉妹と言われる有名な建築物の一つ、かつてはウクライナという名前のホテルだったそうな。

 

今日の宿は、ホストの奥さんもお勧めのICON Hostelという摩天楼のなかにあるホステルに泊まった。

超絶都会的なビルのなかのホステルなので、お値段いかばかりかと思ったが、1泊3000円ほどでとてもリーゾナブル。

窓からの景色も素晴らしいし、内装もとても素敵だ(写真はなし)。

 

お隣のねじれビル。

その日はビルのなかのバーガーキングで食事をとってさっさと休むことに。

 

して、5日目。

まずは、近所にあるロシア外務省まで。こちらもスターリン7姉妹の一つに数えられる。

遠くから見てちょっとヤバいデカさだが、近くでみてさらにびっくりするデカさ。

後ろを振り返れば昨日泊まった摩天楼がそびえたっており、2つの巨大な建物が対比できる。

 

つづいて、こちらも有名なキエフスカヤ駅。まるでホテルや美術館の様。

余りの美しさに2時間ほど、カメラを片手にうろついてしまった。これがただの地下鉄駅だとはとても思い難い。

 

そして、一通り芸術作品を見て回って気づいたのが、これらの作品が描こうとしているのは、共産主義の理想であると。

清く、正しく、頼れるリーダーが国家の繁栄を導き、国民は与えらえた仕事を美しく営みながら日々を穏やかに過ごしていく。

今の私たちが共産主義の理想をいくら説かれても納得できないだろうが、なるほどそういう意味だったのか。とこれらの芸術を見ていると理解できる。

その一つ一つは感動的に美しいのであるが、実際のところ理想と違い人間の心は弱く、リーダーは正しい判断ができずに猜疑心の塊となり、多くの国民はただ与えられただけの仕事にマンネリを感じることとなった。

時代を経て、その共産主義の理想郷が描かれる地下鉄を、資本主義に生きる人々が足早に行き来するというアートが出来あがっているのだ。

 

ちなみに、モスクワの地下鉄はめちゃくちゃ深いところを走っている。下りのエスカレータは高所恐怖症にとってはかなりキツイ。

一説によると、これは将来の核戦争に備えたシェルター兼防衛施設の役割も期待していたらしい。

あと、地下鉄について少し話すと、確か1日乗車券がお安く購入できるので、ぜひそれを購入したほうがいい。モスクワの地下鉄網は東京に次いで発達しているそうで、旅行中の移動にもかなり役に立った。

・・・が、一つ注意事項があって、めちゃくちゃドアが閉まるのが早い。そして締まるのが速い。そして、遠慮なく締まる。

 

一度、乗り遅れそうなタイミングで無理やり乗ろうとしたら、遠慮なく挟まれて少し痛かった。

友人曰く、その時の乗客は我々を見てクレイジー…みたいな驚いた様子だったそうな。いや、旅行ではぐれると大変なことになるので、あのときはしょうがなかったんや。

日本の地下鉄のように優しくないので、注意されたし。

 

あ、そういえばお客さんで、狐を首に巻くみたいな感じでのっけてるお客さんもいたな(笑)

 

さて、ところ変わって、高級スーパーのエリセエフスキー。

有名な観光名所だったが、こちらは2021にコロナ禍の影響もあり閉店となったそうだ。残念。

あの時いっておいてよかったな。

 

そうそう、あと「アリョンカ」という女の子がパッケージの有名なチョコレートがあるんだが、このアリョンカの専門店がモスクワにもあるので、お土産を買いたい人は是非訪れてほしい。

 

モスクワで定番らしいチェーン店「ムームー」で昼食をいただく(NHKロシア語講座で紹介していて気になっていた。)。

食堂形式で食べたいものを取っていって、まとめて会計するシステム。牛柄のスープ皿がかわいい。自分の食べたいものをピンポイントで選べるので、いろんなものを食べたい旅行者にはありがたい。

 

そう、この時点でまで昼食時間なのだ。この日の活動量は半端ではなく、記事もここで一度分割したい。

 

 

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