金持ちの楽しみ方はよーわからん!

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最後にオランゴ島の穴場リゾート地のタリマビーチを目指す。

 

まあ、でもここの写真はほとんど撮っていない。なんでかって、いうと景色とかは別に特段すごいものがあるわけではないのだ。

 

ただ単に、綺麗な設備があって、こんな風にデザートでも食べながらくつろぐ場なのだ。

 

他の観光地は地元民ばっかりだったが、ここには欧米系や日本人の観光客がほとんどだ。

本を読みながらのんびりしたり、プールで泳いだりしている。

貧乏人には、紺碧の海を眼前にしてプールで泳ぐ意味がわからんけど、確かによくも悪くも自然100%の海に比べると、安心してくつろげるかもしれない。

 

ならば、ここでも豪に従い、デザートを食べながらのんびりくつろぐことにしよう。

 

と、なんだか後ろの方で欧米系の観光客と、リゾートのスタッフが何かしゃべっている。

なんでも、フリードリンクのようにおいてある飲み物をそのお客が飲もうとしたら、実はそれは有料だったらしく、軽い言い合いになっているようだ。

「ヨーロッパでは普通こういうところではタダで飲み物が飲める物だ。おかしいだろ。」

「でも、あんたらフィリピンにきたんだろ?」

なんて、軽妙な会話が交わされていたそうだ。

俺はぼーっとしてて聞き逃したが、なかなか文化の違いを感じる面白い会話だったと思う。

 

ちなみに、さっき話に出たプールだが、自然より安全と言ったな。

 

アレは嘘だ。

 

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なんとこのプール、手前側は浅くなっているが、奥の方は軽く3mくらいの水深がある。なんも知らずにいきなり飛び込んだら死ぬほどびっくりしたわ!!

なんか、看板に「死んでも自己責任な!」みたいな事書いてあったけど、せめて深いことくらい教えてよ!

 

あ、あとこの写真に写っているのはツバメです。

そう、あの日本で巣を作るあいつね!

こいつらも春に日本に来るまでの間はここで油売ってたんです。

日本に旅立つ準備をしていたのか、何度も水面に向かって滑空し、水を飲むような動作を繰り返していました。

 

なるほど、俺が知らないところでこんな世界を旅していたんだな。

地上の星は見つかったかね??

ラプラプを食す。

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さて、3つまえの記事で紹介した、マゼランを殺害した英雄ラプラプだが、その名前を冠する魚があるそうだ。

 

ということで、早速食べることにしたのだが・・・?

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これがその魚ラプラプ。なるほど、立派だ。そしてうまそうだ。

 

そして、お値段なんと1匹1500ペソ!日本円で5000円相当!!

現地の物価が日本の半分未満なことを考えれば、価格も英雄クラスだ。

なんかぼったくられているような気もするが、おとなしくぼったくられるのも、現地経済に貢献する意味で悪くない。

20分くらいでできるというから、九州から遠く離れた異国の地で2年ぶりに奇妙な再会を果たした友人と海を見がら語り合ったのだ。

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最近の身の上話から、今後どう生きるか。

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はたまたこのフィリピンの旅を通じて感じたこと。日本はどうすればいいのか。いや、そんなことどうでもいい。海を見てると心が落ち着く。すっと話せる気がする。

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・・・いや、ちょっとまて、20分で料理が出てくるんじゃなかったけ?

なんでかれこれ1時間以上話し込んでいるぞ?!

 

と、思っていたらやっと料理が出てきた。もはやここまで時間にこだわらないんなら、最初から20分なんて言わなきゃいいのに。

まあ、ここは南国の時間に巻き込まれておくことにする。 

そして出てきたのが、これ。

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うまい!これはうまい!英雄の名に恥じない味である。

白身なんで、ちょっと日本の魚だと鯛に味が似ているか?でも鯛よりもうちょっとしっとりしていて、うまみがある。

甘酸っぱい醤油で味付けしてあって、日本人の口にも合いやすい。

 

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貝。これもうまい。したの写真の貝は、天草ではしったかと呼ばれている貝だ。海に潜ったときにも思ったが、これだけ離れていても似たような魚が住んでいる。おんなじ東シナ海なんだなと思った。

 

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ふるーつ。言うまでもなくうまい!

といいたいところだが、バナナはやっぱり日本に来てるやつの方が上等品だな。マンゴーはうまい!

 

海でたらふく泳いだあとだったので、米も含めてたくさんの料理が出たが、楽勝で完食した。

いや、幸せ。

Dive into the deep blue

観光編、その2。オランゴ島の海は碧かった。

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砂漠が一面の水鏡になるのを見届けることができなかったのは、まだそこから見たい景色があったからなのだ。

それがここ。マリンサンクチュアリ

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海に向かって続くながーい桟橋を歩いていきます。

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マングローブの森を抜けると・・・

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紺碧の海が広がっているという算段。

 

ここでシュノーケリングを楽しんで参った。しばらく黙って私の撮影した水中写真集をご堪能いただきたい。

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うん、我ながらいい写真だ。

一度ネットに写真をアップロードしてしまえばいつでもどこでも自分の世界に浸れるのだ。全くいい時代になったものだ。

海が来る The Ocean is coming!

固い話ばっかりが続いたが、ちゃんと観光もしてきた。というか、むしろすっげーいい思いをしてきたと思う。

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この砂漠のような広大な砂浜。


海が来る! The Ocean is coming !!

 

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鏡のような水面に変貌する様を目の当たりにできたのだ。

ここは、セブ、マクタン島のお隣、Orango islandのwlid life sanctuary。

ほんと、こんな奇跡のような光景に立ち会うことができたのはたまたまだった。乾燥した大地に海がしみ込んでいく音が今でも聴こえてくるようだ。

残念ながら、時間の関係で最後まで海が満ちる様子を見ることはできなかったが、いつか、誰かに見てきてほしい景色だ。いや、俺が見に行くか?

f:id:hokusoemi:20160612215725j:plainこれが行きの道のりで。

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これが帰りの道のり。

なんで、人は美しい景色に心を打たれるんだろう。

 

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ちなみにwild life sanctuaryというくらいなので、生き物の楽園である。こんな感じで、ガイドさんが生き物を見つけてくれて、それを我らが見ることができるのだ。

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こうやって海が満ちていくのに合わせて、鳥の群れも前進していく。ガイドさんも「みろ、行進してるぞ」と。

いたのは日本でもよく見るサギやシギなど。あいつらこの時期見ないと思ってたら、こんないいところに住んでやがったのか。結構珍しい種類もいたとかなんとか。

 

こいつら南の島で恋人を見つけて一緒に日本などの北の国に帰り、新婚生活を送るのだそうだ。

 

全くうらやましい奴らだ。

フィリピンは経済的植民地?

セブに行って一つショックだったのが、スーパーマーケットだ。
 
市街地にはメトロというスーパーがあるんだけど、コレが業務スーパーみたいなタイプのスーパーマーケットで、保存の効く商品をとにかく仕入れて価格を下げて売る店なんだ。
 
 
特に驚くのは、小袋20袋入りのスナックが20ペソとか、現地価格で考えてもむちゃやすいことだ。

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これを個人商店主が大量に買って、露店で売っているみたいだ。
 
 
んで、店の雰囲気的にこの店、外資系なんだよね。あとで調べたら、案の定カナダの業務スーパーだった。
まぁ、何が言いたいかというと、先進国の企業が、物量の力で相対的に貧しい人たちの胃袋を掴み、サイフから金を巻き上げているのである。
 
バナナの話にも通じるが、これは日本や韓国も電化製品、自動車で似たようなことをやってる。
セブ市内の巨大な二つのショッピングモール(スーパーモール、アヤラモール)は中国人が作ったものなんだそうな。
つまり、1次産業から3次産業まで、フィリピン人が生活すると先進国の企業に金が入る仕組みになっているのだ。先進国が貧しい国の人を相手に金儲けしているワケ。
 
でも、難しいのがそれがフィリピンにとって悪いことかというと、そうではなく少なくともプラスではあることだ。
 
暮らしはきっと豊かになっただろう。
 
しかし、未だに夜の街には地べたで寝る子供がたくさんいる世界をよくするためには、もっと力を持ったフィリピン人が、栄えて巨額の税金を落とし、海外への金の流出を食い止める必要があると思う。
 
 
フィリピンの子供たちは本当に純粋で人懐っこくてかわいい。
 
そんな子供達を見ていると、是非頑張って勉強して力をつけ、世の中をもっと良くして欲しいと願わざるを得ないのである。

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(写真は、セブシティの中心にあるサンペドロ要塞。最初にフィリピンを植民地化したスペインにより建設され、第2次世界大戦中は日本軍も活用した要塞。地元の中学生がたむろしてたので、ちょっと遊んでもらったのだ。) 

 

かつて、世界の海を制覇したマゼランは、このセブ島で地元の英雄、ラプラプによって殺害され、生涯を終えたそうだ。
 
また、次世代の英雄が出てくるのを楽しみに待ちたい(でもラプラプみたいに殺しちゃだめだよ笑)。
 
 
 
ちなみに、推測の域だが、フィリピンは外貨取得のために人材を輸出している。
英語の話せる安い人材となるフィリピン人が、世界各国に散らばりその国の労働市場単価を下げて、その国の単純労働者を苦しめているのかと思うと胸が熱いぜ!
 
 
ん?ということは日本は日本語という言語が、労働市場に海外から参入する際に障壁になってるんだよな??
 
よっし、どっかの国の従順な民族にまとめに日本語を教え込んで、いっちょ東京オリンピックに向けた人出不足で一儲けすっか!!!はい、余談でした。
 

 

そう、フィリピンにいってきたのだ。〜セブ市内に蚊がいない!?

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久々に更新したと思ったら、突然フィリピンの話をし始めたが、要は行ってきたのだフィリピンに。

 

気がつけばもう2ヶ月以上前の話で、行ってきたのは3月末だった。

 

ちなみに、唐突にインチョン空港の話をしていたのは、その行きにインチョンで乗り換え待ちをしている間の話。

 

 

 

ちょうど友人がセブ島に語学留学しているとのことだったので、これはチャンスとばかりに遊びにいったのだ。

 

なかなか刺激的な旅で、いろんなことを考える機会になったので、忘れる前に記しておこうと思ったのだ。

 

 

ーセブ市内に蚊がいない!?

意外にも蚊がいない。滞在中一度も刺されなかった。いまは乾季とのことで、水たまりができないのがその理由ではなかろうか??

 
それっぽい虫がサンペドロ要塞の庭園にいたけど、それは多分庭園の睡蓮鉢に湧いたものだろう。
 
ん?でも待て、川はそこらじゅうにあるぞ?

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めっちゃ汚いけど笑
 
…考えたく無いけどひょっとして、川が汚すぎてボウフラすら湧かないんじゃない!?
 
 
というか雨季はとんでもない雨が降るだろうに、河川整備の疎かなことよ。こんな汚い水で洪水になったら感染症とか酷いだろうな。
 
一応浚渫はしてるみたいだが。
 
 
 
意外にも蚊がいない。滞在中一度も刺されなかった。いまは乾季とのことで、水たまりができないのがその理由ではなかろうか??
 
それっぽい虫がサンペドロ要塞の庭園にいたけど、それは多分庭園の睡蓮鉢に湧いたものだろう。
 
ん?でも待て、川はそこらじゅうにあるぞ?
 
…考えたく無いけどひょっとして、川が汚すぎてボウフラすら湧かないんじゃない!?
 
 
 
というか雨季はとんでもない雨が降るだろうに、河川整備の疎かなことよ。こんな汚い水が洪水で街にあふれたら感染症とか酷いだろうな。
 

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こんな感じでなんか、一応浚渫はしてるみたいだが。
 
 
 
に、してもそれほどまでに川の水が汚ないのに、その水が注ぎ込んでもなお透き通ったままの海のなんと大きなことよ。

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フィリピンにおける産業としてのバナナについて

フィリピンと言えばバナナだ。

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そう思って現地でバナナを探したけど、ちっさくてあんまり美味そうじゃない。実際美味しくないらしい。

あ、そっか。うまいバナナはみんな俺らが食ってるんだな。

んで、その貿易には植民地時代のプランテーションの流れを継ぐ企業が入ってて、中間マージンを搾り取ってるわけだ。

んで、どーせ美味しいバナナを作るための種子や技術はその企業が握ってるんだろ??

栄えた民族が貧乏な国の産業を使って儲けてるなんて理不尽な話だ。そして、我々は知らぬ間にその片棒を担いでいるのだな。

まぁ、貿易企業がフィリピンと日本を繋いだおかげで、フィリピンに安定した産業ができるんだから、一概に悪いこととは言えないんだろう。

しかし、未だに餓死者が出るよような国なのにそういうことが行われてるなんて切ないことだ。

フィリピン人から優秀な人物が育ち、この壁をぶち破ってくれることを祈るばかりだ。

ちなみにあとで調べたんだけど、日本人向けに輸出するバナナと、国内でよく食べるバナナは品種が違うんだと。
だから、どっちがいいバナナか何て一概には言えないみたいです。
まぁ、どのみち海外の商社に搾取されてるのは変わらんですね。