タコとスズメダイの戦いを目撃しました。

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タコスズメダイの戦いを目撃してしまいました。

 

近くにはゴンズイ玉もぞろぞろしてて、海中は混沌を極めました。

 

にしても、タコが優れた頭脳を持ちながらも、その能力を世に知らしめることなく、数匹の雑魚に追いつめられ、もがく様子は、まるで行きづらい今の世の中を表しているようでした(適当)。

【2014年10月26日の手記より】

最悪だ。今ここにある感情は、失望、絶望、そして怒りだ。

 

私はこの小さな生き物に対して圧倒的な脅威を持っている。

この高さ20cmほどのスプレー缶は500円で私がドラモリで買ってきた物だが、これをひとたび噴射すれば、たちまちこの小さな命を数十個ほど昇天させることができる。

 

しかし、彼らは個にして全、全にして個。複数の女王を有し、頻繁に分巣してリスク分散する彼らに対しては、その程度の殺戮は何ら意味をなさない。

彼らの小さな命は、一つにして意味を持たず、集い集まることで脅威の生命力をもたらすのだ。

 

驚くべきは、その餌をサーチする能力と餌の情報をシェアして急速に仲間を集める情報共有能力だ。おおよそ餌が出現して10分ほどで餌にたどり着き、その後2時間もすれば、赤黒い奴らに覆われることになる。

 

今回の場合、奴らの巣は部屋の外のベランダにあったから、それなりに距離があり、他の兵士たちはいろんなところに哨戒に出ていることを考えたらそんなに早く集結できる筈もないのに、だ。

 

だから、俺は小さくて大きいこいつらに大して何の優越も感じない。

言ってみれば、ライバルであり、不倶戴天の敵であるのだ。だから、俺はこいつらに全力で戦う。

 

それがこの大地に生まれしものの掟なのだ。

 

 

【イエヒメアリという、家のなかに巣を作られたら、二度と殲滅は不可能と言われるほど、駆除が難しいアリと俺が戦ったときの手記より】

謎のダンジョン「烏帽子炭坑」

天草は牛深の最南端、下須島には海チョコボでしか入れない洞窟があります。

 

なんでも、明治30年に建設された海底炭坑だとのことで、ロクな機械もなしにどーやってこんな頑丈なものをつくったのかと。

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ちなみに、烏帽子炭坑跡が見れる小森海岸は、天草夕陽八景を巡る天草サンセットロードの終着点です。

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夕陽八景を巡るには、曲がりくねったマニアックな旧道を延々と辿っていく必要があり、探検好きには堪らない仕様となっておりますので、ぜひご体験されたい。

 

ちなみにこの時期の天草は、オニユリカノコユリといったユリがたくさん咲いていて、ドライブするのも楽しいです。

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ありがとセブ

友人からマクタン空港を使う時は、本当に時間かかるから、かなり早めに行った方が良いとアドバイスを受けていた。

 
なので、助言通り早くに空港に入ったんだが、なるほど時間がかかる。別に大した混み方じゃないのに、職員が楽しそうにおしゃべりしながら仕事してて、ちっとも進まん。チェックインするのに1時間はかかったと思う。
 
席を希望する時も、席を調整するシステムがなく、何やら電話で調整してるみたいだ。相変わらず楽しそうに話してる。絶対仕事と関係ない話もしてるやろ笑
 
こりゃ時間もかかるはずだわ、ミスもあるんじゃないか??
 
とか、思ってたら案の定、インチョンで乗り換えたあと、日本までの便に乗るときにで何やら揉めてる。どうも座席がダブってたらしい。言わんこっちゃない。
 
んで、2、3分待ったあと、席番号がえらく若い番号になって帰ってきた。

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ビジネスシートでござった。
 
現地でたくさんぼったくられた私に、最後のお礼をしてくれたのだろう。
 
ありがとう、また来るよ。
 
かくして、初めてのビジネスシートに座り、周りの天竜人に紛れて「格好にはこだわらないタイプの若手実業家」を演じながら日本に帰ってきたのだ。

 

金持ちの楽しみ方はよーわからん!

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最後にオランゴ島の穴場リゾート地のタリマビーチを目指す。

 

まあ、でもここの写真はほとんど撮っていない。なんでかって、いうと景色とかは別に特段すごいものがあるわけではないのだ。

 

ただ単に、綺麗な設備があって、こんな風にデザートでも食べながらくつろぐ場なのだ。

 

他の観光地は地元民ばっかりだったが、ここには欧米系や日本人の観光客がほとんどだ。

本を読みながらのんびりしたり、プールで泳いだりしている。

貧乏人には、紺碧の海を眼前にしてプールで泳ぐ意味がわからんけど、確かによくも悪くも自然100%の海に比べると、安心してくつろげるかもしれない。

 

ならば、ここでも豪に従い、デザートを食べながらのんびりくつろぐことにしよう。

 

と、なんだか後ろの方で欧米系の観光客と、リゾートのスタッフが何かしゃべっている。

なんでも、フリードリンクのようにおいてある飲み物をそのお客が飲もうとしたら、実はそれは有料だったらしく、軽い言い合いになっているようだ。

「ヨーロッパでは普通こういうところではタダで飲み物が飲める物だ。おかしいだろ。」

「でも、あんたらフィリピンにきたんだろ?」

なんて、軽妙な会話が交わされていたそうだ。

俺はぼーっとしてて聞き逃したが、なかなか文化の違いを感じる面白い会話だったと思う。

 

ちなみに、さっき話に出たプールだが、自然より安全と言ったな。

 

アレは嘘だ。

 

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なんとこのプール、手前側は浅くなっているが、奥の方は軽く3mくらいの水深がある。なんも知らずにいきなり飛び込んだら死ぬほどびっくりしたわ!!

なんか、看板に「死んでも自己責任な!」みたいな事書いてあったけど、せめて深いことくらい教えてよ!

 

あ、あとこの写真に写っているのはツバメです。

そう、あの日本で巣を作るあいつね!

こいつらも春に日本に来るまでの間はここで油売ってたんです。

日本に旅立つ準備をしていたのか、何度も水面に向かって滑空し、水を飲むような動作を繰り返していました。

 

なるほど、俺が知らないところでこんな世界を旅していたんだな。

地上の星は見つかったかね??

ラプラプを食す。

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さて、3つまえの記事で紹介した、マゼランを殺害した英雄ラプラプだが、その名前を冠する魚があるそうだ。

 

ということで、早速食べることにしたのだが・・・?

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これがその魚ラプラプ。なるほど、立派だ。そしてうまそうだ。

 

そして、お値段なんと1匹1500ペソ!日本円で5000円相当!!

現地の物価が日本の半分未満なことを考えれば、価格も英雄クラスだ。

なんかぼったくられているような気もするが、おとなしくぼったくられるのも、現地経済に貢献する意味で悪くない。

20分くらいでできるというから、九州から遠く離れた異国の地で2年ぶりに奇妙な再会を果たした友人と海を見がら語り合ったのだ。

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最近の身の上話から、今後どう生きるか。

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はたまたこのフィリピンの旅を通じて感じたこと。日本はどうすればいいのか。いや、そんなことどうでもいい。海を見てると心が落ち着く。すっと話せる気がする。

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・・・いや、ちょっとまて、20分で料理が出てくるんじゃなかったけ?

なんでかれこれ1時間以上話し込んでいるぞ?!

 

と、思っていたらやっと料理が出てきた。もはやここまで時間にこだわらないんなら、最初から20分なんて言わなきゃいいのに。

まあ、ここは南国の時間に巻き込まれておくことにする。 

そして出てきたのが、これ。

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うまい!これはうまい!英雄の名に恥じない味である。

白身なんで、ちょっと日本の魚だと鯛に味が似ているか?でも鯛よりもうちょっとしっとりしていて、うまみがある。

甘酸っぱい醤油で味付けしてあって、日本人の口にも合いやすい。

 

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貝。これもうまい。したの写真の貝は、天草ではしったかと呼ばれている貝だ。海に潜ったときにも思ったが、これだけ離れていても似たような魚が住んでいる。おんなじ東シナ海なんだなと思った。

 

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ふるーつ。言うまでもなくうまい!

といいたいところだが、バナナはやっぱり日本に来てるやつの方が上等品だな。マンゴーはうまい!

 

海でたらふく泳いだあとだったので、米も含めてたくさんの料理が出たが、楽勝で完食した。

いや、幸せ。

Dive into the deep blue

観光編、その2。オランゴ島の海は碧かった。

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砂漠が一面の水鏡になるのを見届けることができなかったのは、まだそこから見たい景色があったからなのだ。

それがここ。マリンサンクチュアリ

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海に向かって続くながーい桟橋を歩いていきます。

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マングローブの森を抜けると・・・

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紺碧の海が広がっているという算段。

 

ここでシュノーケリングを楽しんで参った。しばらく黙って私の撮影した水中写真集をご堪能いただきたい。

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うん、我ながらいい写真だ。

一度ネットに写真をアップロードしてしまえばいつでもどこでも自分の世界に浸れるのだ。全くいい時代になったものだ。